自然栽培米(木村秋則式)の育苗床土用のぼかし(発酵肥料)を作っています。
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 このぼかしは米糠と籾殻と水を混ぜて作ります。
 最初に仕込んだのは、11月、籾殻と米糠、水を混ぜ、水分約60%にして、発酵させます。
 この時に、水分が多いとカビが生え、少ないと発酵しません。
また、水分が多めですと、70℃以上に温度が上がり、大事な成分が、高温により死滅してしまいます。
そのため、温度が上がりにくいように、最初の頃は、切り返しを度々して、温度の上昇を60℃以下に抑えます。
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 ある程度発酵が進むと、低温で、発酵させます。
 うちでは、その期間に余裕を待たすために、11月に仕込みます。
全体が灰色になり、温度が上がらなくなるまで、水を加えて混ぜ、発酵を促進させます。

温度を測るのが、日課となります。
水分は、発酵が進むにつれて少なくしていきます。
また、発酵が進むと、ばかしの臭いも変化してきます。
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 仕込みから約2ヶ月、発酵も進んできましたが、まだ、発酵が不十分な所もあるので、水を加えながら、混ぜます。
表面が、乾いて来たら、温度を見ながら、混ぜ合わせます。
 完成したか、どうかは、二十日大根の種をまいて発芽を調べます。発芽すれば、完成です。
 過去に、発酵不十分なため、播種後に、発酵し、根を傷めて、苗が枯れたことがありました。
 少量であるため、発酵のムラが出来やすい欠点もあります。
 育苗床土用のぼかし作りが、自然栽培米の最初の登竜門です。
 うまく発酵してくれますように・・・・。

  籾殻には、ラクトンフェノールという発芽阻害物質がついているため、新しい籾殻では、水分の吸収が悪く、発酵が遅れます。
 そのため、雨ざらしになってた籾殻か、水に浸けておいた籾殻(ラクトンフェノールなどの発芽阻害物質が流失する)を使うと発酵がスムーズに進むように思われます。
 * この育苗用ぼかしは、宮城県加美郡加美町の長沼太一氏のご指導を仰いで、作っています。